7歳児の注意すべき症状

PROBLEMS TO WATCH FOR IN SEVEN YEAR OLDS
(7歳児の注意すべき症状;アメリカ矯正歯科医会(AAO)編)より引用)
これは、第三者の客観的意見により早期治療が必要とされている症状です。


  • 一部の逆被蓋

    下の前歯が一本から数歯の逆被蓋の場合、歯根の周りの歯槽骨を保護するためにも早めの処置が必要。

  • 歯の間の空隙

    乳歯のかみ合わせの場合は問題ないのですが、永久歯の場合、歯の大きさと顎の大きさの不調和、上唇小帯の問題などの種々の問題により引き起こされていることがあります。

  • 叢生

    前歯4本が大人の歯です。1-2本がでこぼこになっているときは、顎の大きさと歯の大きさの不調和が考えられます。子供の犬歯が脱落すると、いったんはでこぼこが軽減します。しかし犬歯が八重歯になります。

  • 前歯部開咬(かいこう)

    異常嚥下癖が原因です。舌小体(ベロの下のひだ)に問題がある場合もあります。早期の治療が必要です。将来、サ行、タ行の発音にも影響が出てきます。

  • 狭窄、逆被蓋

    上の歯列弓が何らかの原因で狭くなってしまい、かみ合わせが逆になっています。本来ならば、上の歯が下の歯よりも外側になければなりません。

  • 指しゃぶり

    多くは、親指をしゃぶっています。5歳くらいまでには終わっていてほしい習癖。前歯部開咬、出っ歯になります。

  • 反対咬合

    受け口の前駆症状。家族性に受け口の人がいる場合は要注意。上顎の成長がよくないのか、下顎が良すぎるのかを判定して顎の成長をコントロールする治療が必要。

  • 過蓋咬合

    出っ歯の一種。前歯のかみ合わせが深く、下の歯が見えません。これでは、下顎の成長が抑制されてしまい正常な発育ができません。

  • 上顎前突

    いわゆる、出っ歯。このころから治療を開始すれば上顎の骨の成長をコントロールすることが可能です。